2020年12月7日

【終了】第10回一橋知的財産法研究会のご案内

 一橋知的財産法研究会は、第10回研究会を開催いたします。

日時:2020年12月17日(木)19:00~20:30

会場:zoom(下記フォームでお申し込みの参加者*にメールにてお知らせします)

報告者:長塚真琴(一橋大学大学院法学研究科教授)

テーマ:「フランスの2019年7月24日プレス出版社著作隣接権法と対Google競争法事件」

要旨:欧州デジタル単一市場指令15条には、プレス出版社・通信社、すなわちニュースを制作するメディア企業の著作隣接権が盛り込まれた。本発表ではまず、2019年4月の同指令成立以前から同趣旨の立法を進め、成立後にいち早く指令を国内法化したフランスの動向を紹介する。次に、2019年7月24日法の概略を紹介する。最後に、Googleの同法への対応をめぐる2020年4月のフランス競争委員会暫定措置と、その取消訴訟の2010年10月パリ控訴院判決を短く紹介し、一連の動きの背後にあるフランス法の考え方の解明を試みる。

*参加資格は特になく、参加は無料です。また、遅刻・早退も可能です(待機室機能を使用する予定です)。
 当研究会は大学院ゼミを母体とし、大学院生が発言しやすいように運営しています。ご協力をよろしくお願いします。


以下に、発表の参考資料を共有させていただきます。

1)EU指令について
濱野恵「【EU】デジタル単一市場における著作権指令」外国の立法281‐2号(2019年11月)10頁
(PDF)https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11382322_po_02810204.pdf?contentNo=1

2)指令国内法化後のGoogleの動きについて
 競争法手続の当事者の一角を占めるAFPの記事が良質です。
①仏当局、グーグルに報道機関への著作権使用料支払い命令(2020年4月)https://www.afpbb.com/articles/-/3278006
②AFP、著作権使用料でグーグルと対立 規制当局に苦情申し立て(2020年9月)https://www.afpbb.com/articles/-/3303758


また、下記フォームでお申し込みいただければ、当日の飛び込み参加(途中参加・途中退出ンも可能)も対応させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。