2021年7月22日

【終了】第11回一橋知的財産法研究会のお知らせ


一橋知的財産法研究会は、第11回研究会を開催いたします。

日時:20217301900〜2030

会場:Zoom(下記フォームに出席を記入した参加者*にメールにてお知らせ)

報告者:譚天陽(一橋大学大学院法学研究科博士後期課程3年)

テーマ:「中国における拡大集中許諾の試論ー第三回著作権法改正の議論を中心にー」

要旨:中国第三回著作権法改正は、2011年から起草作業が始まり、2020年に改正案が可決・公布され、202161日に同法の施行が始まった。改正作業が始まった当初から、拡大集中許諾(以下、「ECL」)の導入に関する条文が存在していたが、2020年に公表された著作権法改正草案では、ECLに関連する規定が削除され、同制度の導入が見送られた。しかし、ECLの導入に関する議論は、約10年間続いてきた。
 本報告は、現行中国著作権法における、著作権の集中管理に関する立法の経緯、著作権集中管理団体の設立の沿革等を概観し、第三回著作権法改正におけるECLに関する議論を紹介する。そして、著作権集中管理団体の実務上の問題点を整理した上、中国におけるECLの導入の可能性を検討し、日本法への示唆を提示することを目的とする。

予習文献:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/bunkakai/61/pdf/93245501_14.pdf (7/19文化審議会著作権分科会参考資料5)

*参加資格は特になく、参加は無料です。また、遅刻・早退も可能です(待機室機能を使用する予定です)。
 当研究会は大学院ゼミを母体とし、大学院生が発言しやすいように運営しています。ご協力をよろしくお願いします。
 また、下記フォームでお申し込みいただければ、当日の飛び込み参加(途中参加・途中退出も可能)も対応させていただきます。
 皆様のご参加をお待ちしております。